2019 祇園祭 宵山へ行きました

2019 祇園祭 宵山へ行きました

2019年 京都 祇園祭 宵山へ

令和最初の京都祇園祭へ仕事終わりに行ってきました。蒸し暑さも少なく、たま~に涼しい風が吹き抜ける夜で、祇園祭を楽しむにはピッタリでした。とは言え熱気はムンムン。やはりテンションは上がります!

祇園祭 01

以前までは祇園祭と言えば屋台!出店!ビール!!でしたが、最近は山鉾の由来や前掛け・装飾などの調度品、お囃子の舞などに興味が。そうなると山鉾の歴史も知りたくなりました。知識があれば見方も変わり、楽しみ方も変わるので、今が一番祇園祭を楽しめている感じがしますね。

山鉾を見て回ると見えてくる物語

動く美術館とも言われる祇園祭の山鉾ですが、昔は「あ~確かに綺麗やなあ~」ぐらいの気持ちで見ていました。それよりグルメ!(笑)。だったのですが、じっくりと山鉾巡行を見ることが出来てから、あんだけ綺麗なもんが数百年モノとかすごいなぁ~と感心し、それからはタペストリーの織模様や質感とかを楽しんで見れるようになりました。細かくみるからこそ、そこから見える物語もあったりするんですよ。

祇園祭 02

祇園祭 03

祇園祭 04

岩戸山は天宇受売命(アメノウズメのミコト)が祀られ、手力雄命(タヂカラオのミコト)が天照大神が隠れた岩を開けようとしている様が飾ってあります。天岩戸の物語が詰め込まれています。

祇園祭 05

祇園祭 06

鶏鉾にはニワトリ。また鶏鉾が飾ってある場所が鶏鉾町。にわとりが町名ってのも面白いですね。カマキリをのせた蟷螂山(とうろうやま)も蟷螂山町ですし、ある意味京都の町名って振り切ってますねぇ!

祇園祭 07

祇園祭 08

祇園祭 09

綾傘鉾は顔が隠れちゃいましたが天女。船鉾は想像上の水鳥の鷁(げき)。様々な物語と和洋折衷の模様があり、こんな面白かったんやって改めて感心。

推し鉾は月鉾

川原の個人的な推し鉾は月鉾。祇園祭って昔から「夜」のイメージでして、それに沿うのはやはり月鉾かな?って。また月読尊を祀ってありまして、お伊勢さん行くときは月夜見宮・月讀宮の両方行きますから、どこか親しみを感じているのかもしれません。

祇園祭 10

祇園祭 11

祇園祭 12

そして白兎が飾られているのも可愛らしい。いや可愛くはないか・・・結構厳つい系(笑)。

まずは今日の山鉾巡行で祇園祭一段落

本日7/17(水)の山鉾巡行で祇園祭 前祭は終了。巡航数分後には即解体。すぐに解体されるには寂しい気もしますが、実は巡航している間にそこらにある厄を山鉾につけさせているんですよ。その厄をまた放たないよう即解体して八坂さんに奉納(保管)。それも意味があっての段取りなのです。

祇園祭 13

祇園祭 14

祇園祭 15

祇園祭 16

次のメインは来週の後祭 山鉾巡行。多分その頃には梅雨も明けるはずです。大体山鉾巡行あたりで梅雨が明けてますからね。例年雨の多い祇園祭ですが、今日までなんとかもちました。今年も例年に並び暑い暑い夏がくるみたいですが、祇園さんで厄払いしたので乗り切ります!

祇園祭 参考リンク

京都の情報カテゴリの最新記事