1945年登場から色褪せないイームズプライウッドダイニングチェア

1945年登場から色褪せないイームズプライウッドダイニングチェア

イームズプライウッドダイニングチェア

オールウッドで作られているイームズのダイニングチェアと言えばイームズプライウッドダイニングチェアDCW。DCWとはダイニングチェアウッドの略でして、脚が金属のDCMはダイニングチェアメタル。・・・わかりやすい(笑)。このDCWは1945年から生産されたダイニングチェア。それが現代でも色褪せずにモダンスタイルであるのですから、イームズのデザイン力には脱帽ですね。そんなイームズプライウッドダイニングチェア DCWをご紹介いたします。

イームズプライウッドダイニングチェア DCW / ハーマンミラー

体にフィットする優しい曲面を持つイームズプライウッドダイニングチェア DCW。一見イームズラウンジチェアのLCWに見えますが、LCWよりも座面・背共に小さく、脚を長くし座面を高くしたモノがイームズプライウッドラウンジチェア DCW。緩やかなカーブが体に沿ってくれますので、見た目以上に快適な座り心地を提供してくれます。それはイームズが自作マシーンで研究した三次元曲線により作り上げられ、量産化に成功した史上初の椅子。

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この三次元曲線の試みにより、以後発表されるイームズワイヤーチェアやシェルチェアへと広がった、大変重要な椅子でもあります。座面や脚の長さなど実は絶妙に見せて今して、ジェネリックと呼ばれるリプロダクト製品を見た時愕然としました。ダイニングチェアなのにラウンジチェアの背・座のようなボテッとしたデザインだったのです。座高も低くて、いやあの衝撃は未だに忘れることが出来ません・・・。

食卓にふさわしいイームズプライウッドダイニングチェア

イームズプライウッドダイニングチェア DCWは背もたれを立たせたデザインで、深く腰をおろしても背が真っ直ぐに伸びます。姿勢を良くすることで食道も開き、食べ物を通しやすくなります。座面のシートポケットが深めですので、自然とその様な姿勢に導いてくれるのも特徴。正に食卓にふさわしいダイニングチェアとなっています。

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よくよく見ると背もたれと座面をつなげているプライウッド、凄い曲線デザインですよね。木でこの曲線を出すこともそうなのですが、この曲線による座り心地のいいオーガニックデザインによく仕上げたものです。これが74年前に想像できたのが凄いですよね。

イームズ家具の特徴 プライウッド

イームズ家具のデザインで特徴的なものが板を合わせ重ねてプレスし材とした成型合板。英語でプライウッド。このDCWのシートと背もたれに使われているプライウッドは、硬材の層を挟んだ5層構造で自然の木目がそのまま表れています。使用している木材は全て環境に配慮した管理が行われている森林から伐採したもの。

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また背もたれやシート裏にある天然ゴム製のショックマウントが動きを吸収してくれます。そして実はイームズプライウッドダイニングチェアやラウンジチェアは、背や座面にヒビが入ってもそのパーツだけ取り替えが出来るのです。大変合理的かつ人にも環境にも優しいダイニングチェア。但しパーツは本国ハーマンミラーからのお取り寄せになるので、メンテナンスに時間がかかります。それがちょっとデメリット。しかし破損を直すのではなくて新しい材に交換されるので、そこは新品なんでちょっと気分的には嬉しいかもです。

イームズプライウッドダイニングチェア DCWはタイムから高評価

イームズプライウッドダイニングチェア DCWはアメリカの雑誌「タイム」から ” 20世紀最高のデザイン ” に選ばれ「優雅で軽やかで快適」と高評価を受けたデザイナーズ家具なんです。

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そんな高評価の家具を実際に生活の中で使えるというのも、イームズプライウッドダイニングチェアの魅力。数多くの美術館や高級ホテルで使われているのも納得できます。

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それをご自宅で使える、こんな高い満足度は無いですよね。そこにはハーマンミラー正規品だからと言うのも含まれます。飾っても使っても長く愛着頂けるのがイームズプライウッドダイニングチェア DCWです。

ハーマンミラー正規品 イームズプライウッドダイニングチェアの購入

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